子供には虫捕りをさせた方が良い。
なぜなのか。
まずは、
虫が触れるようになる
当たり前に思うかもしれませんが、これができない子供は多くいます。
この「虫を触ることができる」と言うことには複数の意味があります。
虫を見た際に3種類の判断をしなければならないと言う事を学習できます。
①触れる虫
②持ち方によっては触れる虫
③触ってはいけない虫
まずは、
①触れる虫
これはどのように触っても大丈夫な安全な虫のことです。
テントウムシやバッタ、コガネムシなどがこの部類に入ります。
手に乗せてもつまんでも、刺されたり噛まれたりする事はありません。安全な虫です。
②持ち方によっては触れる虫
どのような虫でしょうか?
それは大きなアゴを持つクワガタやカミキリムシ、キリギリスやカマキリなどの挟んだり噛んだりする虫です。
写真のシロスジカミキリのような大型の甲虫に挟まれると、確実に出血してしまいます。
しかし、写真のように背中側からつまむように持てば、強靭なアゴに挟まれる心配はありません(^^)
子供自らが虫の種類を判断し、その虫に合った持ち方を実践できる事が重要なのです!
③触ってはいけない虫
毛虫やハチなどの刺す虫やマイマイカブリなどの毒液を噴射してくる虫です。
虫の部類ではないけれど、ムカデやゲジゲジなども危険です。
知らずに捕まえて触ってしまうと、怪我をして虫嫌いになってしまうでしょう。
場合によっては病院送りになってしまいます。
虫捕りをしていると出会うので、子供が知らない場合は丁寧に教えることが重要です。
その虫に出会った時に、「知っている虫だ!危ない虫だ!」と思えることが大切です。
子供でもできる予習と実践なので、物事を教えるのにかなり使えます!
世代を問わない共通話題
現代のインドアな子供とは違い、大人のほとんどが虫捕りを経験しています。
広島の田舎に帰省した際に、曽祖父の家で虫捕りをしました。
80歳以上歳が離れているにも関わらず、虫の話だとずっと話が尽きません。
昔はバッタを食べていた話がメインでしたが、捕まえた全ての虫について共通の認識でした。
世代を超える話題はなかなかないので、素晴らしいことだと思います。
新しい環境で出会う友達とも共通な虫の話題で盛り上がるかもしれません!
順番の説明が容易
なんそれ?
と思うかもしれませんが、この世にある順番を子供に対して説明する際に虫が使えます!
例えばクワガタ!
親が産んだ卵から、幼虫→サナギ→クワガタ(成虫)と言うように、不変の過程があります。
虫の完全変態を実物や写真を交えて教えることで、容易に説明ができ、子供も理解ができます。
これをポケモンの進化や戦隊モノの変身で説明すると話がややこしくなります。
実物を見せることのできないものから説明するのは避けた方が良いです。
危険判断能力が身につく
雑木林や田んぼなどの自然には、危険な場所があります。
池や川の深みにハマると溺れますし、急な崖や斜面で橋を踏み外すとこけたり転落したりして怪我をします。
子供のうちから危ない場所を知っておく事は必須です。
田んぼに近づき過ぎると落ちます。
大人が見ている時に田んぼに落ちるのがベストです。
子供は落ちるまで危険について理解ができません。
小さいうちに身をもって体験させ、学習させておくことが親の責任です。
危険について知らない小学校や中学生が、友達同士だけで遊びに行くと事故が起こります。
川に流されたり山で遭難したりします。
自然の危険を教わっていない子供の場合、親も無知な場合が多いので、子供を助けに行って親も溺れます。
そうならないためにも、事前の危険学習は必須なのです。
3歳くらいから虫捕りに行って、段階的に学習させる事が必須です。
よって、
子供には虫捕りをさせた方が良い。